2005-10-01から1ヶ月間の記事一覧

魔法少女小夜

というわけで、明日の入院に備えて今日は家に帰って安静しながらテレビ。「BLOOD+」が妙に変身魔法少女じみてきたぞ。変身後はポン刀振り回す魔法少女。「赤い楯」って名前からするに、これ、押井「獣たちの夜」のユダヤ/ロスチャイルド結社路線で行く気な…

入院

姉さん、入院です。土曜日は外来がないので救急室の「救急外来」という扱いになのですが、いろいろな人が運ばれてくる修羅場の中、血液検査の結果をポーと待つ私。 木曜日に13万あった血小板が、金曜日は7万でした。いつもならここらへんで緩やかなカーブを…

ステルス

http://lalamie.s93.xrea.com/stealth/stealth.htmlステルス、ってこういう磁場をやんわりと放出しているというか、いやむしろロブ・コーエンの磁場なんじゃないかとか、なんというか、言っててなんだかよく分からんけど、とにかくモニタの前で10分ぐらい笑…

嘘と本当の境界なんて、この小屋にはないのに

オタクはヘボい選民意識を抱きがちなので、常々自戒しながら文章を描いているんだけど・・・ にしても、「ドミノ」が後半、本当の話じゃないっぽくなってってがっかり、とか抜かしている奴等、どうしてそんなに退屈な人間になれるんだ? そりゃ嘘だよ!大ボ…

ウェス・クレイヴン「カースト」(仮)

吸血鬼、ミイラ男、ゾンビ、などに比較した場合、狼男なる題材の映画における困難さは明らかです。すなわち、狼男はつまるところ畜生でしかなく、人間を圧倒し恐怖に叩き込むメソッドを馬鹿力と卑しい顎しか持ち合わせていません。感染力、というファクター…

専門書の世界

たとえば、専門業界誌、というやつは、その職業に関係している本人たちには大変失礼ではあるが、外部から見ればなんとも珍妙で興味をそそるシロモノだったりする。「水産タイムス」とか「養鶏新聞」とかそういうものだ。そうはいっても、ぼくが職場で普通に…

ステルス

「ドミノ」の恍惚の後5分後(予告無し)から見始めたんで、まるで印象に残っていないんですが、思い出しながら書きます。がんばります。まず、各所で言われている「素でチームアメリカ」な展開ですが、なにしろロブ・コーエンなので、頭悪い人に頭悪言いうて…

ドミノ

あなたがロマンチストなら、この映画を見るべきだと思う。ガチャガチャしている?確かに。映像のお遊び?そうかも。目が疲れる?ご愁傷様。しかし、トニーはわきまえている。自分がいかなる物語を語ろうとしているのかを。自分がいかなる結末に向かって物語…

SF心をくすぐる阪神高速が貫通したビル

http://www.excite.co.jp/News/bit/00091128863745.html こ、これはたまらん。

しかし

某メイドカフェ論争や、「喫煙、アディクト、オタク」という文章の「オタクと喫煙者は違う」というコメントを見てちょっと意外に思った。オタクってのはマイノリティだしフリークスだしディスコミュニケーションだけれども、その「被害者意識を楽しむもの(…

戦争広告代理店〜わるもののつくりかた

文庫落ちしたいまごろ読みました。遅すぎ。実は、この題名自体、ある種の自己言及になっていることは、だれも書いてないみたい。本当にセルビア側は虐殺をやらかしたの?そもそも「被害者」ボスニア・ヘルツェゴビナ側はセルビアと同じようなことはしていな…

最近のリファ一覧

ネタがないときの常套手段。 性交したい そうっすか。俺もですが、そういうのは検索してもどうしようもないと思います。googleとbiglobe両方でいらっしゃった気合いの入れ方。 SOD+全裸オーケストラ なぜかgoogleのkrから。韓国で評判なのか。てかこれで…

トップガン:コレクターズ・エディション

というわけでまだ病院にいるのだけれど、なんとか入手。ネタが尽きたのでこれで暇を潰す。20年。あれから20年経ったのだ。若く音痴なトム。髪の毛のあるグリーン先生。現在は若返っているとしか思えない野暮ったいおばさん顔のメグ・ライアン。在りし日のド…

孤独とコメンタリー

毎回入院する前は文章書こうとか絵描こう(冬コミとか、あと最近実写でもアニメでもいいから自主映画作りたい欲望がムラムラと)とか思って紙やらノートパソコンやら持っていくのだけれど、いざ抗癌剤が入り始めると、24時間続く吐き気と倦怠感でなにもでき…

入院

えー、たくさん入院しているので「悪くなっているのでは」と心配してくださった方がいらっしゃるのですが、毎月入院は予定通りですので、問題ないです(「織り込み済みだ」by 浅倉大佐)。とりあえず現状では良くなっている方向に向かいつつあるので。 なく…

入院

明日から入院なので、「蝋人形の館」とウェス・クレイヴン「カースト」については、退院してから書きます、たぶん。「蝋人形〜」ですが、黒沢清も推薦の「肉の蝋人形」のリメイクということにはなっていますが、話がかなりオリジナル、なうえに、明らかに別…

惑星大怪獣ネガドン

コミックウェーブ後援(?)の個人制作作品(「ほしのこえ」「雲の向こう〜」以来このかた、自主制作との境界がかぎりなく曖昧なので、なんと形容していいのかわからない。「ほとんどを個人で制作した作品」と言うしかない)、ネガドン。期待は勿論しており…

東京ファンタ(1)

というわけで、K社KプロKさん(略してKKK、とか。嘘。)と「カースト」「蝋人形の館」、秘宝ナイト、ひとりで「惑星大怪獣ネガドン」を見てきた。秘宝ナイトではMGS4のトレイラー(TGSのやつ)が上映されるので、小島、村田両監督以下K社の方々も来場。ひさ…

ブラザーズ・グリム

やはり突出して面白いのピーター・ストーメアだ。「コンスタンティン」でルシファーを茶目っ気たっぷりに演じたこのおっさんはスウェーデン人なのだが、奥さんは日本人で、「アルマゲドン」ではロシア人を演じ、今回「ブラザーズ・グリム」ではナポレオニッ…

試写会場

明日(てか今日。いま0130時。なぜかまだ会社にいて仕事してる)、ギリアムの「ブラザーズ・グリム」の試写で一ツ橋ホールに行くのだが、数年前、俺はここで「ロスト・イン・ラ・マンチャ」の試写を観ている。実に状況がパイソン的である。

ネクタイ屋、どこ行った

日曜日、新宿のロフトプラスワンのイベント(押井、きうちかずひろ、大川俊道(敬称略)などが出席の「ガンコン10」であるが、いろいろネットに書いてはいけない事項が多いイベントだったので、あまり憶えていないことになっている。ただ、自主映画の技術的…

ファンタジー連発

今日「コープス・ブライド」見て、明後日は「ブラザーズ・グリム」を見るのだが、なんか同じ傾向の映画を続けてみるのって、よくない気がする。とかいいながら週末は東京ファンタで「ナチノイ・タソール(ナイトウォッチ)」じゃねーか(あと噂の「惑星大怪…

コープス・ブライド

観た。そして思った。「ピアノすら弾けない俺はどうすればいいんだ」と。今回(も)プライベートに忍び寄る玉砕の予感に、映画を観ているあいだ根拠のないルサンチマンが。愛が、愛が足りない(俺に)。いや、映画はよかった。「バートン、おかえり」って感…

ラビリンス

友人の家でまったりしながら、買おうかどうか迷っていた「ラビリンス」のDVDを見せてもらう。80年代怖い。80年代怖いよう。音楽が。デビッド・ボウイのタイツの中で揺れる股間が。股間が。「ファイト!ファイト!ちば」のジャガーのようなボウイのメイクが。…

喫煙、アディクト、オタク

いまや記号としてのジョン・ウェインがいかなる存在としてあり続けているかは、誰の目にも明らかだろう。素手をだらりとたらしたままスクリーンに登場することのないこの接触の魔は、たえず掌で何かに触っていなければ居心地が悪く、発射したあとはもとのガ…

BLOOD+

あ〜、予告編がものすごい勢いでマンシーナ節でした。本編見ているあいだはこれぽっちもジマーの影を感じませんでしたが、米軍がどかどかガッコの階段の踊り場をのぼってくあたりとかにマンシーナ節が流れると、奇妙なもんですが、松本晃彦(踊る)か佐藤直…

むかしむかし、夢見られたせかいのはなし

ユリイカ 2005年10月号 特集 攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEXを買い、仕事場から夕食に出たときラーメン屋さんで読んでしまった。面白かったわけではない。制作サイド自身の発言は(予想通り)おおむね面白かったけれど。それ以外はどうかというと、正直買わ…

ディアスポラ

読み終わったの2週間前だけど、一応。前半って要するに「例え話byイーガン用語」でしかないので、ふつうに読めました。認知心理学とか知らんでも、ピンカーとかあのへんのわかりやすい本を少しでも読んだことあれば問題ナッシングです。ただ、舞台が宇宙に移…

「恐怖の存在」

前作「プレイ」下巻で、物語をコーマン映画のようなグダグダB級モンスター映画(ナノマシンの話だと思って読んでたら、実は「ボディ・スナッチャー」でしたぁぁぁぁあ!いやホント、腰が抜けた。)にシフトして読者を爆笑の渦に巻き込んだクライトンの新作で…

ドン引き

http://www.walkerplus.com/movie/news/news2132.htmlあ〜、「人生狂騒曲」でジョン・クリーズがそういうネタやってたな。セックス実演授業。現場のドン引き具合を想像すると笑えるんだが、ぶっちゃけ、今回のカンヌからクロさん、なんかはじけてるような気…