BLOOD+
あ〜、予告編がものすごい勢いでマンシーナ節でした。
本編見ているあいだはこれぽっちもジマーの影を感じませんでしたが、米軍がどかどかガッコの階段の踊り場をのぼってくあたりとかにマンシーナ節が流れると、奇妙なもんですが、松本晃彦(踊る)か佐藤直紀(ローレ)あたりの偽ジマーなノリに聴こえてしまいそうになる。日本のアニメにマンシーナ、という状態自体が、音楽を奇妙にパチモン臭く。まあ、それでいえばメタルギアもハリー=グレッグソンなわけですが、あっちは外人が主人公の洋画テイストだったから、なんかフツーにゴージャスなかんじで受け入れてましたが。余談ですが、先日買った「キングダム・オブ・ヘブン」ではハリーさんがコンダクトしている様子が見れまして、「音楽はカットされるけど、仕方ないよ」とかモロ諦めモードを漂わせた様子に、リドリーの音楽家に対する無神経さを読み取ることは容易でした。いや、がんばったよ、ハリー。
さて、BLOOD+ですが、とはいってもぎりぎり、やっぱりパチモンには聴こえない。やっぱり本場のベンチャーズ節の風格(笑)が残ってる。腐ってもマンシーナ。
なんか音楽の話しかしてませんが、飛び立つヘリはよかったです。無駄な百合描写はどの層を狙っているのかまったく不明でした(男の子?ガンダムSEEDが市場的に勝利した要因たる若い女の子たちは、あの百合みてどう思うんでしょ)。わたし百合ってまるで興味の対象外なんですが、あれで押していくんですかね、このアニメ。
解剖台の上の沖縄米軍と百合の出会い。ロートレアモンもびっくりです。
死にそうな感じでおざなりに登場したキャラがやっぱり犠牲者になってくれる分かりやすさに涙。フラグを立てろ、乾。