佐藤亜紀×仲俣暁生『「ミノタウロス」を語る』池袋ジュンク堂書店

に行ってきました。ミーハーなので、て言うまでもないか。佐藤さんの著書は、小説は「〜狼男爵」以外、エッセイ/評論については、「外人術」以外はすべて読んでおりますから(入手できないという事情による)、当然こういうイベントにはいそいそと足を運ぶわけです。はじめてだけど。押井さんが来ると聞けばロフトプラスワンにもヒルズにも行くし、小島さんが来ると聞けばヨドバシに行くし、黒沢清が来ると聞けばアテネフランセに行くわけです。そういうミーハーな人間でなんです。いまさら言うまでもないですけど。

まあ、アレです。あんなに話者との距離がない会場(カフェなんですが)だとは思いませんでした(ジュンク堂のイベントってはじめて行った)。会社終わってぎりぎりに受付に飛び込んだら(キャンセル待ちの方ごめんなさい)、話者(その時点ではどちらが座るのか不明)の隣の椅子しか開いてねえでやんの。いや、あれですよほら、部会に遅れて行くと、部長の横しか席が空いてなくて、下っ端が往生するあの感じ。なんで皆前のほうにいかんのか。まったく度胸のない。俺もか。いや、というよりみんな慎み深いのか。これじゃまるで俺が慎み深くないみたいじゃないか。事実だが。

というわけで、大蟻食様の左隣にポジショニングする羽目になった俺様は、緊張のあまり何も覚えていませんというのは大嘘で、図太く無神経を啓発しておふたりのトークを楽しんできましたとさ。ただ自分がビビっていたのは確からしく、話を聞いていても序盤は批評的な思考がなかなか起動しなくて往生しました。

でもその後、どういうわけか打上げに加わらせてもらったときは、さすがにドレッドノートに緊張して思考がストップしていました。あまりに緊張していたので、飯をがんがん食ってしのいでました。TRPGの話とタチャンカの話しか覚えてない。