押井とマイケル・マン

というわけで、押井さんが「立喰師列伝」がらみで小島さんのwebラジオ「hidechan radio」に何回か出演していますが、今回(4/14配信のやつ)が映画ファン的にはいちばんうまみのあるお話(無論、ゲーム・アニメファンにとってはまた別でしょうが)。

「デ・ニーロとアル・パチーノの区別がつかない」
「だって似てるじゃん」
「『HEAT』ではだから大混乱した」

http://www.blog.konami.jp/gs/hideoblog/2006/04/001532.html

という押井さんの相貌失認トーク(このへんはもっと派手な人物を混同しているのだが、そのへんは「TVをつけたらやっていた」にも書かれている)から、マイケル・マン話に入る押井さんと小島さん。押井さんはマイケル・マンけっこう好きみたいです(まあ、鉄砲たくさんでてくるからね)。押井さんと小島さんの話は大体6分10秒あたりから。

映画のコメンタリーとかそうなんだけど、おれ、こういう映研の駄話みたいのを聴いている時が一番楽しいんだよね。監督がシーンの意図とか登場人物の心情とか「表現したかったこと」とかをかたるタイプのコメンタリーがいちばん退屈(だってそれって『俺らの』もんじゃん!)。実はほかならぬ、コラテラルマイケル・マンのコメンタリーがそれで、ものすごくがっかりするんだけど(あと「ボーン・スプレマシー」のポール・グリーングラスとか、「スパイ・ゲーム」のトニスコとか)。コメンタリーは駄話が一番ですよ。

余談ですが、小島さん、キャメロンは「エイリアン(ファースト)」には参加していません!たしかにキャメロンはパインウッドでイギリス人にイジめられておりますが(ティータイム攻撃、サボタージュ攻撃)、それは監督した「エイリアン2」のときです!あれはパインウッドおよび、「バットマン」のアクシズ・ケミカル社でも使用した廃工場で撮影されているので、全編イギリス撮影なんです!