逆翻訳でどれだけオリジナルに近づけるかという試み
メタルギアな人向け話題。
規模の小さくなったE3で公開されたメタルギアのトレーラー、ですが、今回は淡々とドラマ風。しかし、英語で喋ってるから何言ってるかわからねえ。
公式映像はこちら:http://www.konami.jp/kojima_pro/event2007/index-en.html
さて、ご存知のように私はえーごというやつが致命的に苦手なわけで、このトレーラーも17日に大塚兄貴&青野武&鶴ひろみによる日本語版がアップロードされるらしいし、それまで待つべ、と一旦は思ったのですが、
思い直しました。
英語から逆翻訳して、17日に公開される日本語版(小島&村田両氏が書いたオリジナル)と比較し、どれだけ近づけているか比べるのも面白いかも、と思ったわけです。
というわけで、英文の直訳はまったくしていません。意味を(解る範囲で)汲み取り、それをメタルギアっぽい口調や文体に調整していく、という感じで翻訳してます。ややこしいですが、英文の意味から日本語はこうだったろう、というのを推測し、それを英語にしたらこうなったのだろう、という逆シミュレーションをするわけです。
※ちなみに、繰り返しますが英語自体がよくわかっていません。間違っている可能性大です。「ここはこーいう意味じゃねーの?」「これ抜け落ちてるよ」というツッコミを頂ければ多謝。
※なので、この項目は絶えず修正される可能性があります。また、内容は他分正しくない可能性が高いです。
キャンベル:
これはワシントンの任務ではない。これまでと違ってな。
キャンベル:
しかし、国連からの公式な認可もない。
スネーク:
なぜ俺に?
キャンベル:
軍事請負企業の持つ武力と、経済に及ぼす影響のためだ。21世紀の戦争は、20世紀でいう石油のような存在、グローバル経済を支える柱なのだ。世界共同体も憂慮してはいるが、戦争経済の崩壊を恐れて何もできずにいる。
スネーク:
都合のいい話だ。
キャンベル:
だが、私としてはそれをじっと黙って見ているわけにはいかん。
キャンベル:
……これは正義ではない。裏の仕事、殺しだ。私のためと思って、引き受けてくれんか……リキッドを始末してくれないか。
テロップ:「メタルギア20周年記念」
リキッド:
「作動させろ(もしかしたら、「始めろ」くらいかも)」
ロゴ:小島プロダクション
ナオミ:
リキッドの目標はSOP(作戦標準手順)の掌握よ。そのためにはナノマシンの構造を解析して、彼らのコミュニケーション手段を見つけなければならないはず。
ナオミ:
現在、軍と軍事請負会社で使用されているナノマシンは第三世代。けれど、そのデザインは第一世代から引き継がれているの。
スネーク:
第一世代……?
ナオミ:
ナノマシンの集合体。その一部がFOXDIEだった。
ナオミ:
9年前のシャドーモセス……スネーク、私はあなたの体にそれを注射した。
キャンベル:
このシステムによって統合可能になったのは、個々の兵士と部隊の、ミクロなレベルの情報だけではない。戦場の状態や戦闘状況についてのミクロな情報までもだ。
スネーク:
つまり、戦場全体のリアルタイム制御をついに達成したって事だな。
キャンベル:
リキッドはその強大な軍隊を率いて武装蜂起の準備を進めている。
スネーク:
あんたが望むのは、リキッドの死か。
キャンベル:
やつを止めなければ……もう後はない。
ナオミ:
よく聞いてスネーク。いつでもリキッドを倒す準備はできてるわ。
スネーク:
奴を部隊で倒すつもりか? 正気の沙汰じゃない。いいか、事は単純じゃない。
ナオミ:
私とあなたの動機は同じはず。あなたがしなければならない理由もない。
スネーク:
俺は英雄じゃない。英雄だったこともない。
スネーク:
濡れ仕事(ウェットワーク)に雇われた、ただの老いぼれの殺し屋だ。
ナオミ:
スネーク、もしあなたが運命から逃れたいと思うなら……行って。
17日に答え合わせ。