ワインと人質

先日やっと観た「潜水服は蝶の夢を見る」で、脳梗塞で閉じ込め症候群に陥った主人公の見舞いに、ある男が訪れる場面があった。

「自分の中にある人間性にしがみつけ」と主人公に助言する彼・ルッサンは、かつて主人公に席を譲ってもらった飛行機がハイジャックされるという運命のいたずらに翻弄され、ベイルートで4年に及ワインぶ人質生活を経験したという。ルッサンは地下室に閉じ込められた4年間、頭の中でボルドーワインの銘柄をひたすら諳んじることで正気を保ったのだという。いや、待て、ひたすらワインのことを考え続けるってそもそも正気なのか、という気がしなくもないすさまじいエピソードではあるのだけれど、最近この話をどこかで読んだなあ、と思い、映画館を出てから思い出した。

暗号名サラマンダー

暗号名サラマンダー

この本だ。「潜水服〜」映画ではルッサン、という名前になっているこのおっさんのことを調べようと思って、家に帰ってから検索してみたのだがさっぱり判らなかった。そういえば、と思い出して「暗号名サラマンダー」を本棚から取り出したら、フルネームが書いてあったわけだ。まだ読んでいないのだけれども、「潜水服〜」の本には「ジャン=ポール・K」という名前で登場するらしい。だとしたら、たぶん間違いないだろう。因みに「サラマンダー」の記述では監禁状態は3年間となっている(映画では4年だったような)。

BORDEAUX ボルドー格付シャトー60―GRANDS CRUS CLASS ̄ES 1855‐2005

BORDEAUX ボルドー格付シャトー60―GRANDS CRUS CLASS ̄ES 1855‐2005

この人のことを検索したら、なんと「ボルドー」とまんまなタイトルの本が出てきた。