亡国

後日書くかもしれんが、とりあえず原田芳雄

「……内閣総理大臣、梶本です」

と言ったとき私は笑いたくてしょうがなかったんですが、劇場ではだれも笑ってませんでした。丁寧に(というか普通に)喋っている原田さんというのはそれだけでもうギャグに見えてしまうんですが。たとえばですね、この「亡国」で言えば

「なんで俺ン時に」
「ハイ続けて〜」
「選挙区帰んなきゃいけないのに」

とか放言しているときとか、同じ阪本さんの「K.T」の新聞記者なんて最高にハマっていて、

天皇陛下万歳で死に損なって、共産党万歳で死に損なって。俺はもう美しい言葉、信じないんだ。なんかの為にも生きないし、死なない。豚は生きろ、狼は死ね」

とか言うときの原田さんはかっこいいわけです。それが

内閣総理大臣、梶本です

とか言うだけで、なんだか気持ちが悪くて面白いというのは、私だけなんでしょうか。この人が海原雄山をやったとき、お茶の間に振りまかれた野蛮な風景を私は忘れておりません(まあ、初期雄山っぽいといえばそうなんだが)。

余談ですが、mixiには「初期の栗田さん」というコミュニティがあって、そこの画像を見ると確かに初期の栗田さんは壮絶なロリキャラであって、といよりは「美味しんぼ」初期の花咲アキラさんの絵柄自体が壮絶なロリ絵であって、2巻に登場するドイツ娘のサビーネ・ミュラーさんなどは、推定年齢30以上だというのに派手にロリキャラでその生活に疲れた感じとロリ絵のあいだに横たわる溝がモーセの水面分割よりも激しく、ゆえに萌え萌えしいものがあり、愕然とする。はい、マジ余談でした。

あと、阪本さんってほんっと好みの女性がわかりやすい。基本的にみんな同じ顔だ。