「TUBE」

 で、ドゥナたんが主人公の刑事に密かに恋をするストーカーぎみ(部屋に侵入して掃除をする!)の女スリを演じた「TUBE」。韓国版「スピード」と言われておりますが、いろんなハリウッド映画をリファレンスした、ぶっちゃけ節操のない映画になっております。映画としては、正直駄目な部類に入るでしょう。恥ずかしいダイアログの使い方、恥ずかしいうえに上手くいってない回想シーンなどの編集。よくないです。類型キャラがたくさん出てきますが、類型によって得られる面白さも経済性も発揮してないので、たんに類型の恥ずかしさばかりが眼についてしまいます。ただ、主人公の刑事とか犯人とかよりも、危機に際して地下鉄網をなんとかしようとする地下鉄管制室の室長が、メガネで線の細い中年な外見に似合わず、「アポロ13」のユージーン・クランツ主席管制官ばりの男萌え能力を発揮しており、そこが見どころといえば見どころです。

 俺?いや、今回恋するドゥナたんだし。泣くいてるとこ見られるし。それで充分。