映画を観ることについての映画

リアルタイムで、巻き戻せない映像を、何事も見落とさぬよう全力で注視する……この映画が映画についての映画だとしたら、結論としてこの映画は「カイロの紫のバラ」……というより、「ラスト・アクションヒーロー」ということになりはしないか。

何の話かというと、「デジャヴ」のことですけれど。

エネミー・オブ・アメリカ」から「ドミノ」に到る映像内映像、「スパイ・ゲーム」のような枠物語、トニスコってけっこう二重フレームをいろんなレベルで意識している人ではあるんだけど。