「奴は、歩くルイセンコ主義だ」
という台詞をいま思いついたんですが。意味分からんけど、なんか強そうじゃないですか。
http://www.fukkan.com/vote.php3?no=29974
復刊ドットコムで、こういうリクエストを見つけたんですが、なんだかすごそうだ。すごく読みたいのだけれども、ぐぐってもこの復刊ドットコムのページしか出てこない。
学閥ルイセンコが、とんでもない大偉人として描かれている評伝。
これだけでかなりクるものがあるんだけど。なにが凄いって、「当時の視点」というやつ。骨相学、優性学とならぶ近代疑似科学大惨禍のひとつを、ビリーバー側から眺めてみるとどうなるのか、というのがすごく知りたいわけです。
ナチと優性学やオカルト、ヴィクトリア朝と骨相学、は出尽くした感があるので、冷戦や軍産/軍学複合体と疑似科学、というのがこれからはフィクションとしていいネタになるんではないか、と最近考えているんですが(冷戦版「インディ・ジョーンズ」みたいな)、それはともかく、この本はちょっとネタとして気になるなあ。
あ、題名が素晴らしいですね、この本。「大地の支配者」って、ヒーマン(フラッシュ・ゴードンみたいなやつ。"He-Man : master of the universe"。ドルフ・ラングレン主演で映画にもなってましたね。)か、あんたは。