肉布団

 というわけで、昨日退院してすっかり一日一食がサイクルになってしまいました。

「日帰り抗癌剤」というのがはじまるので、これからもスキンヘッド生活は続きそうです。オタクであるというだけでもおなごには冷たい目で見られるというのに、びっこ引きで、しかもスキンヘッドときては、まるでヘレン・ケラーです。7月に66あった体重は、いま59.8まできました。のに、ベルトの穴はまるで移動する気配がありません。理不尽です。これが「嫉妬する神」の仕打ちってやつです。ようするに、一見普通の体重の俺の肉体のほとんどは脂肪でできているというわけです。筋肉など皆無なのに、この容積なのですから。

入院しているといいこともあるもので、ピンカー「言語を生み出す本能」とフーコーの「異常者たち」がやっと読み終わった。よかったよかった。