パニッシャー

 これ、不覚にも面白かったです。ただ、「マイ・ボディガード」でトニー・スコットがやった物凄い技・・・鬼畜拷問中に大音量で歌謡曲かぶせて怨念のこもったお笑いにする(見ればわかる。俺は不謹慎にも笑った)・・・を見たあとだと、ヌルい、ヌルいぞヘンスレー!そこにこそもっと智恵を絞るべきでしょう!そう思いませんかねえ、奥さん!

しかし、最後のトラボルタはよかった。あれはお笑いではなかった。素直に「そこまでやらなければ、映画ではない」と監督か制作者が思ったのだろう、と信じたい。駐車場にあの紋章が浮かび上がるあれはお笑いではない。あれが映画なのだ。

 ・・・まあ、ロシア人とか、ステートメントをシコシコ鉛筆で書く、とかは笑ったが。

 あと、微妙にウェスタン入った音楽が良かったです。サントラ買ってこよ。