「あっれっわっ誰っだデビルマ〜ン」と一瞬で歌が終わるマッドテープが昔あったが。

 世界中が俺サマーに対して全力で「デビルマン」を観に行け、と言っているように思えて仕方がない。ていうかそうだ。ユダヤの薔薇十字の13人委員会のローソン(律法の息子)のニャントロ星人の「コンソーシアム」の淫棒もとい陰謀だ。関係ないが「ローゼンメイデン」というタイトルを最初に聞いたときすわ陰謀史観アニメかと思ったのだが違ったようだ。生首ワッショイだ。原作にもアニメにもな〜んの思い入れもない(のだ。読んではいるけど、別に好きな訳でも嫌いな訳でもない)、オタクにあるまじき俺、このままいけばフツーに劇場に足を運ぶことはなかった私。とはいえそんな私も、これだけすさまじい状況になっているとありとあらゆる方面から聞かされ、行くな観るな聴くなと止められるどころか懇願さえされ(「頼むから観に行かないでくれ〜」と。本当に)てしまうと、常識的に考えてここまで言われているものを観にいくなというのが無理な訳ですが、あいにく今日から金土日3日連続ファンタ生活なので今週は無理だ。問題は来週末までデビルマンが小屋にかかっているかどうか。

「観に行かない」勇気、というのを皆で高らかに唱ったら、私のような人間は発生しなかっただろう、と思うのですが。だってこれだけ大合唱されて興味がわかない人がそういるもんですか。

 みなさんは「酷い非道い」とネガティヴ連呼するより、観に行かない決断をほめたたえる「デビルマンを観に行かない勇気を」という方向にシフトしたほうがいいと思いますです。

 おれは猫を殺す好奇心でいっちゃうつもりですが。