今日の虐殺

大蟻食こと佐藤亜紀さんにブログでご紹介いただきました。ここを読んでいただいていることについては、複数の日記の内容から、実はそんな気がしていた(え?単なる自意識過剰?)のですが。

日本経済新聞11日夕刊書評欄で小谷真理さんに触れていただいたようです(現物見てないので未確認)。

いずれもタレコミ情報でした(情報くれた方、TNXです)。発売からそこそこ経ったので、時期的にこのへんで終わりかな。皆様ありがとうございました。

低開発の記憶

ユーロスペースにて。

http://www.action-inc.co.jp/memorias/

こういうの撮れて、しかも見れたキューバって国は、ずいぶん冷静だと思う。

ピッグス湾がコケ、どうやら革命が本格化しそうなのでブルジョワ連中は我先にキューバを逃げ出すけれど、同じく資産がありつつ「小説家になる」とモラトリしまくる主人公は、主体的決意があるわけでもなく、なんとくキューバに残り、掃除の女の子見てはエロ妄想、ナンパして修羅場って裁判に、とか革命はどこへやら、かなりダメな人全開。革命そのものには距離置きまくり。

で、周囲がなんとなく変化していくなか、気がついたら核ミサイルをめぐってアメリカと自分の場所はヤバイことになってました、というなんともすごい映画。ふと窓の外を見れば、ビルの屋上に高射砲が、浜辺の道路には軍用車が。おおお、いつのまにかだらだらと戦時下だ。

政治に対する距離の置き方が、ずいぶんとしっくりくる。それ以外は相当に嫌な主人公ですけれど。主人公のダメな人加減が素敵すぎる。

自分の街から出られなくなるという可能性

「人類はまだ、エレベータのことを、何も知らない……」

という木曜洋画劇場はおいといて、

昨日病院へ行こうと、駅に着いたらエレベータ使用停止。ありゃりゃ、故障かいなとひいこら言いながら地下の駅に降りて、地下鉄に乗って駅についたら、駅から病院へ出るエレベータも使用停止。

ものすごい大変な思いして階段を上ったり下ったりしました。エレベータの扉はとじたりしまったりしているのに。

で、病院の後出勤してから、ようやっと事情を知ったわけですが。その身になってはじめてわかるエレベータのありがたさ。わたしのようなびっこ引きには辛いっす。

あああ、これ、下手したらけっこうな数の障害者の人やお年寄りが自分の街からまったく出られなくなってるんじゃないですか?わたしはまだ汗だくになってもなんとか階段を上れるだけマシですけど、どうしようもなくなっているひとって、結構いると思いますよ。