入院日記(1)

というわけで、入院している。薬が入ったのであたまがぐらぐらして吐き通しなのだが、となりのベッドに若いカップルがいちゃつきに来る。

私がゲーゲー容器にリバースエッジしている脇で

「やだ……」
「いいじゃんか」
「もう〜」

などとほざいているのである。

エリ・エリ・レマ・サバクタニ。神!この神野郎!今畜生なんでよりによって俺を見捨てやがった!(伊藤訳)

いつかこんな光景が以前にもあった気がするが(どっかの日記に書いたはず)、あのときはクリーシィ気分を発動させたものだ。いまはそんな頼れる映画がない。

いまは、携帯からしかwebにアクセスできず、先日からブックマークを用意していたmixiはてなしか見ることかなわない。ついったもyoutubeもニコニコもだ。それがとなりのカップルの生命力と性欲にあふれる睦みあいによるストレスを増幅させる。ああいう恋人どもはみんな消えてなくなってしまえばよい。

いや、正直非モテスタイルも疲れてきた。ああいうの見ると。でも疲れたからといって相手が不在では脱出かなわぬところが、非モテ存在が超兵器R−1号で血を吐きながら続けるマラソンの故である。

ちなみに、昨日原稿を入れた。なぜゲラチェックはこうも入院中になってしまうのか。