ニコラ

基本的にジャームッシュ時空ではあるのだが、映画も半ばまで来て、あのリズムに慣らされたところで、唐突にテスラコイルを導入する、というある意味卑怯な反則ぶりはジャームッシュっぽくない気もする。コーヒー&シガレッツあんま関係ないし。ほかのエピソードに流れるユルい時間にくらべ、このテスラ・コイル話だけ明確にコントを目指し、またかなりの純度でそれを達成しているので、まあ一番わかりやすく笑えはしたのだけど、それにしてもちょっと、どうかと。あと、トム・ウェイツロン・パールマンって似てる。

しかし、ケイト・ブランシェットって聖女モードか、はすっぱモードしかないような気がするんですが、気のせいですか。