レニー・ハーリン祭りの進行

「ドリームマスター」「ダイ・ハード2」「ドリヴン」と消化したが、はやくも実存モードにとらわれはじめ、祭りを完遂する自信がぐらつきはじめているので、今日はひさしぶりに劇場へ足を運んで、映画に対する信頼を回復することにする。

 しかし、ダイ・ハード2でウィリアム・サドラー演じるスチュアート大佐というのは、いまにして思うとはっきりオリバー・ノース中佐だったのだなあ。当時は麻薬問題花盛りで、そっちばっかり目がいっていたけれど、これは同時にイラン・コントラの爪痕でもあったのだ。大ブッシュ(今のブッシュは小ブッシュ)時代につくられたこんな大味大作にも、レーガン政権の影は伸びているのであった。

 どうでもいいことに気が付いたんですが、この映画の麻薬王エスペランザ将軍が権力を握っていた架空の国「バルベルデ」って「コマンドー」の独裁国家の名前ですな。ジョエル・シルバーつながりの設定。なんだか設定好きなアニオタのお遊びみたいで笑ってしまった。