非公式ナイト

 とりあえず、イベント自体が「ひみつの場があってもいいじゃないか」とのことなので、あまりいろいろネットに出すと次がやりにくい、ということもあるし、あまり書きません。「ネットに出さない情報があってもいいじゃないか」ととの趣旨みたいなこともあるし。

 なぜか前回に引き続き出渕さん@まだ観てないよキャシャーン、もいました。神山さんは欠席。西尾さんは出ていたものの@観てないよキャシャーン

 佐藤さんいわく「良心の範囲で」ということなのであたりさわりのなさそーな部分をひとつ。

  • 会場の「雷がアレ、というのはどういう経緯で」という質問に「ぼくもびっくりしたよ。物質だもん」と佐藤さん。脚本ではピカッ、ちうふつーの雷だったらしい(最初は水滴だったらしい)。
  • けっこう最後の稿まで「ヤルッツェ・ブラッキン!」の台詞が残っていたそうな。同様に、「アンドロ軍団」と明確に言っていたとも。どう言わせるつもりだったのだろー。
  • キリヤさんはNINが好きらしい(ベタながら、かくいう俺もファンやってるので好感)。

 佐藤さん、菅さん、キリヤさんの三者で脚本を書いていく過程の話はすげえ面白かったのだけど、これを書くと阿呆が『やっぱ誰々の責任だ』とか『この部分は誰々だったんだ』とかワイドショー的妄言を大量に曝しそうなので書かんです。俺、映画製作であの手の犯人探しするやつって唾吐きたいくらいムカつくのね。ただ、キリヤさんが佐藤さんと菅さんに対して示したアプローチの話はめっさ面白かった。知りたい方はこっそり教えます。

 で、これだけの宣伝と規模の映画なのに(好みはとりあえずおいといて)、オタクグッズというか、ムック本が一冊もない、というのは確かにヘン。イノセンス、ではあれだけ出たクリエイター側のインタビューってひとつもない。タイプもメージュもオタク雑誌はまるでこの映画が存在していないかのようにスルーしているというのは(結果的にこれだけヒットしてしまった)商品に対する反応としていかがなものか。
 てか、脚本家の話や、CG屋さんのお話をこれだけ見ない映画も珍しい。出てくるのはヲタ業界ではなく、女性雑誌とかファッション雑誌とかだったりして、それは監督とか俳優の写真メインの記事だったりする。出たのは微妙なノベライズだけだ。

 こういう種類の映画なら、ムックの一冊は出て当然だろう、とオタクは思うのだけど、キャシャーンは出版的な展開がゼロに等しい、というのは正直どうよ。

 あと、大滝秀治プリントのTシャツがあったって、マジ?欲しかった・・・(売り切れとのこと)。千葉の田舎にはなかったぞ。