ありがとうございまする

いまどうしているかというと、例によって入院しているわけです。先週月曜日からですから、かれこれ一週間。

CTの結果はシロ。とはいえぼくはもう一生「いまんとこ」シロとしか言われない人間ですけれど。もっとも人間誰しも「いまんとこ」なわけで、わたしは少々その「濃度」が高いというか、死ルートへ時間線がずれる確率が高いとゆーか。量子力学的な問題だと思えば腹も立ちません。いや、腹が立つとか立たないとかそーいう問題じゃないですけど。もうあまり肺も残ってないしなあ。

放射線を当てた左肺(の残骸)は「放射線を当てると膨らみが悪くなって近傍のリンパもやられるから、硬化して機能消失する場合が多い」と言われておりましたが、いまのところはもっているようです。これからどれだけもつのかはわかりませんが。まあ、片肺なくても生きていけるわけで、だからこそ最初のLCL、じゃなかった過フッ化酸素飽和溶液、俗に言う呼吸用液体の人体実験は片肺に満たす形でおこなわれたわけです。そのおかげでエド・ハリスはグランド・ケイマン海溝に降り立って核弾頭の起爆コードを切断したり宇宙人と仲良くなったりできたわけです。とかなんかここまではどうでもいい話ですみません。

というわけで、

http://www.sfwj.or.jp/list.html

日本SF大賞にノミネートいただきました。

なんのハクもない新人には、身に余る光栄でございます。

本を読んでくださった皆様、褒めてくださった方、厳しいご指摘をくださった方、すべてのみなさま、

そもそものきっかけを作ってくださった円城さん、大森さん、徹底的に直しを入れてくださった塩澤編集長、すばらしい表紙を描いてくれた新間君に佐伯さん、

本当に、本当にありがとうございます。こういうことがあるから、このゲロゲロ地獄にも耐えられるのです。

まあ、鉄板はアレだと思いますが(笑)