レイヤー・ケーキ

音楽の使い方とか、色使いとか、ものすごくここ最近のブリティッシュ・クライム・ムービーの枠におさまってて何も驚くところとかないんだけど、なんちゅうか、いいですよこれ。ダニエル・クレイグって、「ミュンヘン」といい、こういうチンピラムードが漂っている役をやるとすごくいい。活き活きしてる。というわけでこの映画のクレイグのすばらしさを見るにつけ、逆にボンドとしては不安が高まってくるのは仕方ないですか。いやー、このひとほんと、こういう駄目な人のほうがいいと思いますよ。