ガンダム的ゾンビ
円城さんらと飯を食ってて思ったこと。
「私は〜を読んでない」
という話をよくする人である、ということ。「ディファレンス・エンジン」は読んでない(SFセミナーのとき)とか。
実はスター・ウォーズを見ていない、というネタは映画ファンorSFファンの間で時折でるものですが、
ハマーン→ハーマンのミスに関して、
周りの人間と同じようにザクレロネタに笑い、周りの人間と同じようにギレン演説の物まねをしていても、実はガンダムを一話も見たことが無い、
というガンダム的ボディ・スナッチャー状態の人間がオタクの中には結構いるのではないか、という話をする。ぼくがそれに少し近いのだけれども。そのガンダムネタに対する反応は通常のガンダマとまったく同じに見えるのだが、内面は空洞である、という。オタクをしていればガンダムについての知識は嫌でも入ってくるし、断片で映像もそこらじゅう流れているから、そういうことが可能になる。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%93%B2%E5%AD%A6%E7%9A%84%E3%82%BE%E3%83%B3%E3%83%93
これに倣って言えば、ガンダム的ゾンビ、という名前を与えたい。ガンダムのクオリアが無い人間。ガンダムのハード・プロブレム。ガンダムという内的経験。「『ガンダム』を見る〜感覚の進化と意識の存在理由」。
夢は広がる。