今年も終わりなので

1.カジノ・ロワイヤル
え?何か?
2.トゥモロー・ワールド
この映画で私が一番感動したのは、出産でもラス7分間の戦争でも冒頭でも群衆襲撃でもなく、農場でクライヴ・オーウェンが必死こいて上り坂を車押してるとこなんですけどね。ああ〜がんばって押してるよ〜ああ〜後ろからあの人たちがんばって走ってくるねえ〜みたいな。
3.ミュンヘン
カジノ・ロワイヤル」のボンドのチンピラぶり(id:toshi20:20061203)と、この映画の深作っぷりを観るに、スパイ映画というのはヤクザ映画と限りなく隣接しているのかもしれん、と思う今日この頃。
4.グエムル〜漢江の怪物〜
親父が「ほら、行け」って手首を振るところのスローモーション、カッコ良すぎ。
5.ユナイテッド93
BGVにしてるんですが、不謹慎ですか。状況マニア(野次馬ともいう)にはたまらん映画。
6.隠された記憶
今年一番のすごい人死に。
7.父親たちの星条旗
硫黄島〜」にはない寂寥感が大好きだ。あと艦砲射撃がたまらん。戦場より本土の方がグロテスクだという倒錯もたまらない。誰が誰だかわからなかった「顔」たちのなかから、徐々に「個」が浮かび上がってくるという薄ら寒さと感動。そのてん、真っ正直な「硫黄島〜」は「日本映画である」という以上の価値は見つけられなかったからなあ。「硫黄島〜」はいつものイーストウッド節で、「〜星条旗」はその遥か先の、ペンペン草も生えない荒涼とした風景に踏み出した前衛な冷酷、というべきか。
8.静岡
ゴス大博覧会。三角頭かわいいよ三角頭。
9.ブレイキング・ニュース
こういうアクション映画が見たかった。
10.ヒストリー・オブ・バイオレンス
こういうアクション映画が見たかった。

ワースト10、というのはあまり好きではないので、やりません。そもそも選ばなきゃならんほど映画を見て「ひどい」と思った経験ってないし(ああいうふうに書いた「アギト」とかでさえもね)。