この映画のアイアンサイドが一番かっこいいと思う

 思い出す。友人である覚正君とケリー・マクギリスの乳首が見えた見えないで論争していた乳首探偵団の夏。俺はどうしようもなく逃れがたく中学生だった。比喩的にではなく文字どおりの意味で中学生だった。あの当時は黒くて星がついていればミグだった。我らが乳首探偵団に軍事知識のある者は俺を含めて一人もいなかったので、あれがミグなどではなくF-5だと知るのは高校生になってからのことだ。俺は戦闘機については映画に騙されつづけてきた。怪獣映画を好んでみたせいで、子供の頃(80年代前半)はセイバーが最新鋭の戦闘機だと思い込んでいた。ひどい話である。

 ちなみに、「ブラックホーク・ダウン」のプロダクションでリドリーは、国防総省からブラックホークが借りられなかった場合、イロコイをブラックホークと称して飛ばすつもりだった、と言っていた。いくらなんでもイロコイはブラックホークに見えない。トニーもリドリーも所詮は兄弟ということか。ひどい話だ。

 しかし、なんだかんだ言って「トップガン」は私という人格を形成する重要な1ピースだった、と恥ずかしいことだが認めてしまおう。戦闘機が飛びまくり、「愛は吐息のように」が流れる中でトムと年上女性がエロいシーンを繰り広げる。メカ、エロ。中学生にとっては麻薬のような映画であった。

 なんの話しかというと、アキバの輸入DVD屋、saleに言ったらコレが置いてあったのだ。

TOP GUN : Special Collector's Edition
http://www.dvdtown.com/review/topgunspecialcollectorsedition/12389/2540/

トニーと、そしてカイマーのコメンタリーが激しく聴きたい。トムつながりということで、「宇宙戦争」に絡めて出してくれないかなあ。