「♪キンッグダム!」

奇跡の海」や「ドッグヴィル」でのボウイの使い方や、ミュージカル映画ダンサー・イン・ザ・ダーク」にだまされているひともいるかも知らんが、一部のファンの間ではもはや伝説と化した(嘘)、ヘボいニューウェーヴくずれのような「エピデミック」エンディングテーマ「エピデミックのうた(仮称、だってサビで『エピデミック♪』って言ってるんだぜ!)」を聴くとわかるように、トリアーの音楽センスはなんとなく微妙にダサい、というかズレているように思うのだ。

 攻殻SAC2の6巻を買いに昼休み会社を抜け出したら、「キングダム」のBOXを見つけた。そういや出てたんだな、これ。

 好きなのだ、キングダム。欲しいのだ、BOX。と値段を見たら7990円。え?そんな安かったっけ?これ買いじゃん!

 と思ってレジに持っていったらいちまん7990円だと言われ、財布がアクセスディナインドかましてきたので泣く泣くあきらめました。「1」の数字がインクかすれて見えないでやんの。畜生。

 とはいえ、やはり欲しい。欲しいが、9月は「イノセンス」という大物に加えて、輸入DVDショップに注文しているUS盤にしかない押井コメンタリーつきの最初のOVAパトレイバー6巻セットを買うことになっているので、2万もするキングダムを買ったら破滅するのだ。

 しかし、エヴァンゲリオン体型の幼児というけったいな役をおおまじめに、しかもある種の難病ものとして愁嘆場を演じるウド・キアーという壮絶に馬鹿馬鹿しい場面は、やはり自宅でいつでも見られるようにしておきたい。そしてなにより、あの「キングダムのうた(仮称、だって『キンッグダム♪』って連呼するだけなんだぜ!)」をエンドロールのフルバージョンで聴きたい!

 どうするアイフル